新那須温泉供給温泉基礎講座 − 那須温泉

那須温泉の由来

今から約1300年前、狩野三郎行広が那須で狩りをしていたところ、一頭の白大鹿が現れた。 行広はその白大鹿に矢を放ったが、手負いのまま逃げられてしまう。 やむなく山を下りてくると、温泉の神と名乗る老人が突如現れ、 「探している白大鹿は、かの谷間の温泉に隠れ浴している。 その温泉は万病に甚だ効果があるもの。 鹿が浴しているのも手負った傷を癒すためである。 汝はこれを人々に知らせ、万人の病気を救いなさい。」 と言い残して消えてしまった。 行広は鹿をとらえ、温泉を開き「鹿の湯」と名付けた。
那須温泉の歴史は、この「鹿の湯」の発見に始まるとされている。

那須温泉の泉質と効能

温泉の泉質は、温泉に含まれている化学物質の種類とその含有量によって決められます。 那須で湧出するもののほとんどは単純硫黄泉で、その特徴としては 「硫黄臭がある・解毒作用がある・毛細血管を拡張させるためよく温まる・金属を黒変させる・黄白色の硫黄が沈殿する・石鹸が効かない」 などがあげられます。単純硫黄泉の効能については次の通りです。
神経痛・筋肉痛・関節痛・五十肩・運動麻痺・うちみ・捻挫・慢性消化器病・ 痔疾・冷え性・病後回復・疲労回復・健康増進

温泉の上手な利用法

1. 入浴前に心がけること

・温泉入浴はかなりのエネルギーを消費しますので、 長旅などで体が疲れているときは、 少し休息を取ってから温泉に入るようにしましょう。
・温泉に入る時は十分に「かけ湯」をし、 体を慣らしてからゆっくりと浴槽に入ってください。
・飲食後の入浴は不慮の事故を招く恐れがありますので、 酔いがある程度さめてから入るようにしましょう。

2. 入浴時間と回数

・入浴時間は熱めのお湯で10分以内、 ぬるめの湯(38〜40度)でも30分くらいが適当です。
・循環器系に障害をお持ちの方は、 熱い湯を避けるようにしてください。
・入浴回数は健康な方で1日3回、 高齢者、乳幼児、体の弱い方で1日2回が限度です。
・湯地を目的とされる方は、各施設で入浴方法をおたずねください。

3. 入浴後に心がけること

・体に付着した温泉成分は、なるべく洗い流さないよう、 軽く水滴をぬぐう程度にしましょう。
・皮膚の弱い方は、入浴後、真水や湯で体を洗うようにしてください。
・入浴後はエネルギーを消費していますので、 30分から1時間程度休息を取るようにしましょう。